イン フォー ムドコンセント。 イン フォー ムドコンセント

インフォームド・コンセント

インフォームド・コンセント(Informed consent:IC)、共有意思決定(Shared decision making:SDM)その先へ|青島周一|note 一般に説明義務を果たさなかったことで訴えられるケースが大多数なのですが、間違った医学判断をしたわけでもない、手技ミスをしたわけでもない、投薬ミスをしたわけでもない、にもかかわらず、「告知」した(説明義務を果たした)ことによって、高額な損害賠償訴訟を起こされるとなると今後ますます医療崩壊を進めてしまうことになります。 告知については、「末期医療に関するケアの在り方の検討会報告書」 平成元年 において示された4つの条件 1 告知の目的がはっきりしていること、 2 患者に 受容能力があること、 3 医師及びその他の医療従事者と患者との間に十分な信頼 関係があること、 4 告知後の患者の身体面及び精神面でのケア、支援ができるこ と への配慮が必要であることは言うまでもない。 しかし、個々の患者と医療従事者との関係において成立するインフォームド・ コンセントについて、画一性を本質とする法律の中に適切な内容での規定を設け ることは困難であり、また、一律に法律上強制する場合には、責任回避のための 形式的、画一的な説明や同意の確認に陥り、かえって信頼関係を損なったり、混 乱させたりするおそれもあることから、適切ではない。

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まず、より良い医療の提供に資するインフォームド・コンセントを実現させる ためには、医療従事者側と患者・家族、さらには健康者を含めた国民全体が、そ れぞれの立場におけるインフォームド・コンセントの意味と意義を真に理解する ことが前提であり、その上でお互いがこれを実践しようとする努力が不可欠であ る。 このように、患者も医療従事者もともに元気が出るような新しい関係を作るい わば鎹 かすがい として、インフォームド・コンセントを位置付けようというの が、本検討会の委員の一致した考えである。

インフォームド・コンセント|からだとくすりのはなし|中外製薬

しか し、「知らせなかったが察していたと思う」をあわせると64.0%が自分の病名 を知っていたと報告されていることや、国民の意識としても、知らせて欲しいと 思う者が増加する傾向にあることから考えると、がん医療においては告知やイン フォームド・コンセントが実現し得ないとするのは適当でなく、告知の意味と意 義を理解し、個々の患者の意思と状況を勘案しつつ、告知の可能性を追求する姿 勢が必要である。 1 日本にふさわしいインフォームド・コンセントの目的と理念 わが国におけるインフォームド・コンセントは、米国で反省されている患者の 権利の主張と医療従事者の責任回避という対立的側面でとらえるべきではなく、 より良い医療環境を築くという基本的な考え方に基づくものでなければならない。

確かに、 医療が患者と医療従事者相互の信頼関係に基づいて提供されるべきであって、相 互の信頼関係の構築にインフォームド・コンセントが重要な役割を果たすことに ついては、医療従事者側においてもコンセンサスが得られつつあり、判例におい ても、法律上の説明義務を認めたものも存在する。 医療チームにおける役割分担と説明における同一性を確保するため、重要な説 明の段階では関係する医療スタッフを同席させること 説明文や同意書がある場合には診療録にこれを貼付すること 診療情報を全ての医療従事者間で共有するための情報管理の工夫 3 チーム医療の充実 患者・家族に正確な説明を行う背景として、また、一貫、継続した説明とその 後のフォローを行うためにも、医療チームとしての診療の一層の充実と活用を進 める必要があり、病状の変化に応じた追加の説明や患者・家族への治療だけでな くケアをも視野に入れた継続的なサポート体制の確立が必要である。

インフォームドコンセントと倫理

確かに、 医療が患者と医療従事者相互の信頼関係に基づいて提供されるべきであって、相 互の信頼関係の構築にインフォームド・コンセントが重要な役割を果たすことに ついては、医療従事者側においてもコンセンサスが得られつつあり、判例におい ても、法律上の説明義務を認めたものも存在する。 そのためには、文書による確認が必須であり、この際患者等が十分 理解できるような説明文と同意の文書を合わせた形式の文書にすることで、説明 の内容を患者がゆっくり理解したり、同意の意思を示した後でも説明内容を患者 と医療従事者相互が再度確認することも可能となることから、この「説明・同意文 書」の普及が望ましい。

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(one of one と one of them) インフォームド・コンセントの実践により、医者と患者が向き合うという効果はあると思います。

3.インフォームド・コンセント

「説明・理解 と同意」「説明と理解・納得・同意」「 医療従事者の 十分な説明と 患者の 理 解にもとづく同意」「医療を受ける側に立った説明と同意」「説明と理解・選 択」「十分理解した上で自分で決定すること」等様々な提案がなされ、それぞ れに意味と背景があり、どれか1つの訳語に絞ることはできなかった。 1 インフォームド・コンセントの基本理念 インフォームド・コンセントには、 1 医療従事者側からの十分な説明と 2 患者 側の理解、納得、同意、選択という2つのフェーズがある。 4 遺伝子治療、新薬の治験等、新しい治療法の開発を目指す臨床研究的な性格 を含む医療の場合には、特にインフォームド・コンセントが重要であり、目的、 安全性、予期される効果及び危険性、他の治療方法の有無及びその内容、同意し なくても不利益を受けないこと、同意しても随時これを撤回できること等について、 医療従事者から十分な説明を行い、患者の自由意思に基づく同意を得ることが不 可欠である。

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あまりに不十分なインフォームドコンセント 不適切な...|医療過誤の解決事例|弁護士法人ライトハウス法律事務所

現在は、医療提供施設や地域によってインフォームド・コンセントの実践に向 けた取組みに少なからず違いが認められるが、様々なレベルでの情報交換や意見 交換を行うことにより、こうした取組みの違いを是正していくことが必要である ことから、国や関係団体の積極的な関与によって、具体的な方策の実現に向けた 組織的、制度的な取組みの推進が是非とも必要である。 説明文書に書かれていること 治験の目的、治験薬の使用方法、検査内容、参加する期間 期待される効果と予想される副作用 治験への参加はいつでもやめることができ、不参加の場合でも不利益は受けないこと 副作用が起きて被害を受けた場合、補償を請求できること カルテ、検査結果などの医療記録を治験を依頼した製薬会社、厚生労働省、治験審査委員会の担当者が見ること 担当する医師の氏名、連絡先 治験に関する質問、相談のための問い合わせ先 (説明文書に記載すべき内容は、「GCP」で定められています。

3 環境整備の必要性 疾病や病状に応じた適切なインフォームド・コンセントを普及・定着させるため には、様々な医療環境の整備が必要であり、関係者が身近なところから取り組ん でいく姿勢が重要である。 3 また、なんらかの理由で理解能力や同意能力が問題となる場合、例えば、精 神科医療、小児、痴呆性老人、救急医療等で意識障害がある場合、あるいは日本 語の理解が困難である場合については、医療従事者からの説明や患者の意思の確 認について特別な要素を考慮しなければならず、それぞれの特性に見合った適切 な対応が求められることから、今後問題に応じた更に具体的な検討が望まれる。

イン フォー ムドコンセント

・初診時に十分に時間をとって説明することや、検査の目的や内容について不必 要な恐怖感を取り除くような説明の実施、さらには診断確定後早期の病気・病態 の説明と患者本人の病状、予後の説明など、説明の内容や時期の工夫 ・医学用語や外来語を用いない平易な言葉・表現による説明の工夫 ・特に必要な場合には日や場所を変えて行うなどの説明時間確保の工夫 ・プライバシーへの配慮のため、診察場所や相談場所の工夫 ・患者が質問しやすい雰囲気作りの工夫 ・必要に応じ、平易な解りやすい説明文を示し、その上で説明を加えるという説 明方法の工夫 2 医療従事者間の共通認識の確保 患者に関わる全ての医療従事者が認識と情報を共有することは、良好かつ適切 な患者・医療従事者関係を構築する上で重要であり、医療従事者相互の理解と信 頼関係、医療を共同で提供するという意識の高揚が望まれる。

特定の疾患を持つ患者・家族向けのセミナーや説明会などの開催 学会等による疾病情報の提供サービスの充実 疾病や治療法、薬剤をわかりやすく説明する地域レベルの相談窓口の設置 3 患者・家族、国民に望まれること 日頃の健康管理や病気になったときの医療の受け方は、本人の生き方に直結す る問題である。

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平成6年度の人口動態社会経済面調査 末期患者への医療 における亡くなった 患者の介護者に対する調査によると、本人が病名を「告げられて知っていた」が2 0.2%と5人に1人であり、告知がまだ一般的でないことを示している。 3 インフォームド・コンセントの普及のために 提言 1 医療従事者側の取組み 1 患者・医療従事者間のより良いコミュニケーション成立への努力 医療従事者側には、診断と治療方針の明確な説明、予想されるリスク、必要に 応じて具体的な選択肢の提示ができる能力と問題意識が求められ、患者・医療従 事者間のより良いコミュニケーションを成立させることが必要である。

一般向けの広報文書の作成・配布 医療従事者や国民向けのシンポジウムの開催 先進的な取組み施設を紹介する事例集の作成 医療従事者向け研修会等の開催 医療提供施設に環境整備の重要性を認識させるための管理者向け研修会の開催 環境整備を支援する方策として、相談窓口等の設置に伴う施設整備に対する補 助や普及モデル事業の実施 医療関係職種の職能団体、医療関係団体等の取組みとしては、具体的に以下の ような事業の展開が望まれる。 。

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